yj

1.餃子の皮で作ったアラブ料理のサンブーサ
2.椎茸のマヨチーズ
3.スペイン料理の具だくさんアヒージョ
4.インドネシア料理のナシゴレン
5.フィリピン料理のアドボ
6.ハム巻きカイワレ
7.シンガポール料理のサンバルブラチャン
8.マッシュルームのアヒージョ
9.茗荷とオクラと豚肉のバルサミコ炒め
10.メキシコ料理のチリコンカン
11.イタリア料理のアクアパッツァ
12.新鮮野菜サラダ



上記の画像は確かに私が作った料理だ。だが、私は昔、料理が嫌いだった。
包丁なんか凶器だし(刺されそうになったことあり)、火を使うのは危ないし(実際に服の袖に引火したことあり)、下準備だの洗い物だの一連の作業が面倒臭い。
特に、誰かのために作るのは大っっ嫌いだった。「まだ?」と待たれるのも、手元を見られてあれこれ言われるのも、味にイチャモン付けられるのも、発狂したくなるほどイライラする。
小銭払って生涯ジャンクフードでも食ってろバカ舌!

一時期は、仕事で厨房に入って楽しくやれるようになった。だが、それは仕事だったからできたこと。職場以外では気が乗らぬまま。
お腹が減った時、見かねた弟がガーリックライスを作ってくれる始末。


そんな私が、ほぼ毎日料理をするようになったのには理由がある。それは、食べたいものが売っていない売っているものは味が濃い、ということに気付いたからだった。
そして「こりゃ自分で作るしかないな」ということで、和食やらフィリピン料理やらスペイン料理やらペルー料理やらを、せっせと作るようになったのだ。

ただし、自分で興味のあるものしか作らないので、簡単な定番料理は作れない。
「なぜメキシコ料理は作れるのに玉子焼きは作れないんだ?」と聞かれるが、そういうことである。
これはギターでもそうだ。「なぜクラプトンの曲が弾けるのにドレミファソラシドが弾けないんだ?」と、よく聞かれるが、弾きたい曲から弾き始めたからだ。


実験のように料理を作りまくり、今では弟から『肉じゃがナンバーワン』の称号をいただくほど、料理の腕が上達した。
私の料理の腕前は、他人にとやかく言われるようなものではないのだ。
言いたい奴はただの格好付け野郎。通ぶりたいだけ。だから余計にムカつくのだが。
そういう奴は、外食しても文句ばっかり言っている。「これなら俺にも作れる」だとか、「これは本物じゃない」だとか。


以前、弟に車を出してもらい、当時の彼氏を連れて某レストランに行ったことがある。そこで、弟オススメの料理を食べたのだが…
「なんだ、マヨネーズで味を誤魔化してる」「このイカは冷凍だね」「これだったら簡単に作れる」「これにこの値段はダメ」「こんなの好きなの?」

死ね。
もう、死ね。こういう奴、本当無理。人間的に無理。
そいつは私の手料理にもゴチャゴチャ言ってきて、だったらおまえが作れということで作らせたら、それがカロリーメイトサイズのしょっぱくてコゲたダシ巻き玉子で、もう本当に死ねと思ったもんだ。
携帯折って窓から投げて傘で殴って、こっ酷くフッてやったから、まあスッキリしたけれど。


でも、やっぱり誰よりも死んでほしいのは、あのクソ男だ。
私が包丁を使っている時に、後ろから「わっ!」と大きな声を出して驚かせて、危ないからやめてと言ってもしつこく何度もやってきたクソ男。
逆ギレして包丁奪って「刺せよ」って、バカだろおまえ。だったら包丁奪うなよ。