⚠️メンテナンス中⚠️狭いベランダは我が森ぞ

言いたい放題な生息記録

カテゴリ: 強烈な思い出

何年も前の体験談ですが、書き残しておきます。



「注射打って」

これは、私がペットショップでバイトを始めて一週間もしない頃、店長から突然言われた言葉だった。
段ボールが山積みになったバックヤード。その中にはチワワやミニチュアダックスの仔犬がいて、段ボールを開けると、震えながら不安そうにこちらを見上げてきた。

私は動物にも人間にも注射を打ったことは無いし、そういった免許も無い。やり方も知らない。
それなのに店長は、当たり前のように「注射打って」と言った。
そして、私が断ると面倒臭そうにこう言った。

「首の皮つまんで刺せばいいだけだから。それで元気にならなかったらこいつはもうダメだから箱詰めて今夜本社に送っちゃって」


私は、他の嫌な実態も重なり、そのバイトを辞めた。
他の嫌な実態とは、子犬は小さければ小さいほど値がつくし売れるということで、大きくならないように餌やミルクを少量しか与えないだとか、それでいて弱ったらシリンジでムリヤリ胃に入れるだとか、そういうことだ。

『当店は独自の方法で消臭対策をしています』と謳いながら、実際は市販の『消臭力』をいくつも置いているだけっだったし。


性格が悪い上、バカな女バイトもいて、本当に嫌になった。
その女バイトはお客様に仔犬(メス)の股間が腫れていることを「これは何?」と指摘された時、こう言ったのだ。

「え?ああ、それ、ま〇こですけど」

お客様はドン引き。
私は本社の人間に、ああいう言い方は良くないんじゃないかと報告したが、本社の人間とやらもどこかチンピラっぽいというか、態度が悪い奴だったのでどうにもならず。何が問題なのかわからないような反応だった。



ペット・ブーム、その裏でほくそ笑む悪質なペット・ビジネス。
犬種にも流行りがあるから、ムリヤリにでもどんどん産ませ、か弱い命をすぐに親から引き離し、まぶしくうるさいショーウインドウで売って売って売りまくる。

そりゃあ、最大限良心的なブリーダーもいるし、最大限まともなペットショップもある。だが、酷い奴も大勢いる(どの世界にもだが)ことを忘れてはいけない。知らなければいけない。
皆さんも、ペット・ビジネスのあり方を今一度考えてみてほしい。


以下に、悪質なペット・ビジネスの実態がよくわかるリンクを貼っておきます。
ショックな記事と画像ばかりなので(だからこそ見てほしいが)、トラウマを受けやすい人や体調に響く人は自己判断でお願いします。

パピーミル崩壊レスキュー

多頭飼育崩壊レスキュー48頭

蓄犬業者の実態

パピーミル(子犬繁殖工場) その1 母犬たち

埼玉ブリーダー廃業&全頭放棄、緊急レスキューによるボランティアトリミング。

埼玉鴻巣ブリーダー崩壊 犬54頭

ペット業界の問題点

素人繁殖の落とし穴

悪徳ブリーダーの見分け方



こんな事件も過去にあった。
ペットの葬儀屋が、火葬代をピンはねするために、亡くなった犬猫達を火葬せずに山中へ捨てていたという事件だ。
警察は、山中からビニール袋に入った動物の死骸を約100匹ぶんを発見。経営者の男は、廃棄物処理法違反で逮捕され、再捜索によってさらに約80匹ぶんの動物の頭蓋骨が山中から発見された。

リボンをつけたり、洋服を着た死骸が多かったそうで、生前は飼い主にかわいがられていたんだろうな…
火葬後の骨を引き取りたいと言った飼い主の中には、全然違う犬の骨を渡された人もいるそうで。北朝鮮みたいだなあ。
飼い主の思いを踏み躙ったこの葬儀屋、こんなことをしても廃棄物処理法違反で済んでしまう。

前回、腰抜け野郎について書いていたら、ある人物を思い出したので、今回はそれを書きたいと思います。
高校時代に出会った、ノリ君。彼は、不良に憧れていました。


ノリ君は、誰がどう見ても不健康そうなもやしっ子
ですが、ヒョロヒョロした体を麻薬の影響で痩せちまったから、足を洗ったんだぜ」とアピールしていました。

ただの天然パーマを「やべー、パーマが取れてきちまったな」とアピール。
元々髪が薄いのを「小学生の頃から剃り込み入れてたから生えてはえてこねーんだよ」とアピール。
元々眉毛が薄いのを「ちょっと細くしすぎちまったか。一般人に怖がられちまう」とアピール。
とにかく、『ワルな俺ってかっこいいだろアピール』が凄まじかったです。


とにかくノリ君は、どうしようもない嘘ばかりついていました。以下が主な嘘です。

「暴走族の先輩が、絶対に誰も単車のケツに乗せなかったのに、俺だけは乗せてくれた」
「その先輩は死んだけれど、俺のことだけは認めてくれていた。形見の特攻服が家にある」
「俺が一声かければ三十分以内に五百人集まる」
「中学の頃、髪が全部銀色だった。暴走族の頭をやっていて、シルバーウルフと呼ばれていた」
「気合が入っていたので、昔の写真は笑顔が一枚も無い」
ヤクザの命を助けたことがあり、今でも一目置かれている」



そんなある日、私と友人は、ノリ君の家に遊びに行くことになりました。(特攻服やら昔の写真やら、証拠が見たくて)
ノリ君は「オヤジが帰ってくるとマジでやべえから、夕方までに場所変えようぜ。昨日も喧嘩で窓ガラス割っちまったから」と言っていましたが、無視。あえて夕方にノリ君の家に行きました。

ごく普通の綺麗な一軒家で、窓ガラスひとつ割れていませんでした
そして、ノリ君の部屋は、不良どころか小学生のようなかわいらしさ!綺麗に整頓されており、まるでニッセンのカタログに載っていそうな部屋でした。
スヌーピー柄のベッドや、洗いたてのシーツの匂いが印象的でした。


※イメージ図
snoopy


レゲエとロックしか聴かないと言っていたわりには、CDラックに平和な歌謡曲の背表紙が並んでいました。
私と友人は、形見の特攻服とやらが見たいと言いましたが、「見せちゃいけない掟があって、掟を破るとやばい」だの何だのと誤魔化されました。
昔の写真も、「後輩が欲しがるからみんなあげちまった」とのこと。


しばらく部屋で談話していると、ノリ君のお母さんがオレンジジュースとクッキーを持ってきてくれました。確かルマンドやエリーゼもありました。
ものすごく優しそうで、品の良さそうなお母さんは、「ノリ君と仲良くしてくれてありがとうね」と、にこにこしていました。
その上、「お夕飯、シチューでよければ食べていってちょうだい」と。

リビングに案内されると、お父さんがいました。これがまた真面目そうなお父さんでした。
苦しい!苦しいよノリ君!もう苦しすぎるだろうよ!


お父さんやお母さんが、「ノリ君は学校でどう?」「昔からノリ君はおとなしい子で」「ノリ君、すぐ風邪ひくんだからあったかい靴下履かないと」などと言うたび、ノリ君は気まずそうでした。
私は心の中で『こんな良いご両親がいるのに、シルバーウルフどころか嘘つきオオカミ少年になりやがって』と思いました。


そんな中、友人が言ってしまいました。

「ノリ君ってこうしてると暴走族の頭には見えないですよねー」

その瞬間、空気が固まりました。


お母さんは震えながら泣きそうな顔で「何?何なの?暴走族?」とオロオロ。
お父さんは「学校に不良がいるのか?むりやり何かやらされてるのか?」と険しい顔に。

友人は容赦なく続けます。

「ノリ君って、髪全部銀色だったんですよね?」

お母さんは青ざめた表情で口元をおさえながら、「えっ?どういうことなの?」と。
何かを察したお父さんは、「ノリ、ちょっとあとで話があるからあっちの部屋に来なさい」と。


私は、やさしい味のシチューを急いで食べ終えると、鬼畜な友人を連れて素早く帰りました。
友人は帰り道で大爆笑していましたが、私はご両親の気持ちを考えると笑えませんでした。むしろ大きな溜め息が出ました。


翌日学校で会ったノリ君は、「あれは本当の親じゃないから知らないんだよ。やっかいな事に巻き込まないために、俺は偽りの姿で暮らしているんだ」と言ってきました。
私と友人は「あー、そうなんだー」としか言えませんでした。

ノリ君は、どうしてこんなにほほえましいほど、不良に憧れていたのでしょう。
強くなりたい、強く見せたいと思った時、わかりやすく強さを感じるもの、それが不良だったから?
アイデンティティーを喪失しないように、自分を不良にカテゴライズして、安心したかっただけなのかもしれませんね。

まあ、そんなノリ君も、小学生に絡んで「生まれてきたことを後悔させてやろうか」と芝居がかったセリフを言ったことから、 全友人に見放されましたがね。

私が16歳の頃、友人Mからナス男(18歳)を紹介された。アイパー風の髪型で、虎の刺繍が入った毛玉まみれのトレーナーを着ている、昔の不良っぽい風貌の青年だった。
以来、皆で遊んでいると頻繁にナス男が合流してきたのだが、いつも同じトレーナーだった。きっと、あれが彼の一張羅だったのだろう。


ある日、M宅で遊んでいると、ナス男からMに電話がかかってきた。ナス男はいつものように、「たまたま通りかかって今家の前にいるんだけど」「ちょっと出てきてよ」などと言う。
ドアを開けると、ナス男はなぜか自分の頬をグーで何度も何度も殴っていた

「歯が痛いからよお、それを超える痛み与えて紛らわせてんだ」

バカなアピールにドン引きする私とM。ナス男は続ける。

「怖がらせちまったかい?大丈夫だって、おいら優しいから。な?Mちゃん」

Mが「はあ」と曖昧な返事をすると、ナス男は「おいおい、優しいじゃんよー、誤解されちまうじゃんよー」と、なんだか嬉しそうだった。「俺って怖いかなー?そんなに怖く見えるかなー?」と。


ナス男は、『たまたま持ってきている』という大量の写真を見せてくれた。拝見すると、全部ナス男が一人で映っている写真だった。しかも、自分で撮ったらしきアングルのものばかり。
カラスマスクをしていたり、模造刀を持っていたり、バリエーションは豊かだったが、友達などは一切映っていなかった
私は反応に困った。Mはもう何度も見せられているようだった。


そう、ナス男には友達らしき友達などいなかった。
無理してビップカーを買った時、しばらく地元の後輩やら先輩やらが寄ってくるようにはなったが、それは友達ではなかった。誰もがタクシーとして使ったり、車を借りにくるだけ
先輩とやらに車上荒らしをされたこともある。確実に犯人は先輩だとわかっているのに、ナス男はヘラヘラへコヘコして見過ごしていた。
何を隠そう、ナス男は『不良』などではなく、不良に憧れるただの不良漫画が好きな気弱っ子。格好だけの、コスプレイヤー。戦う術など知らないのだ。



そんなある日、私がバイトを終えて外に出ると、ナス男がいつものトレーナーを着て待っていた。
「話したいから10分だけ時間ちょうだい。5分でいいから。2分だけでも」
そう言われて駅前のベンチに腰掛けると、ナス男は独り言のようにこう言った。
「あーあ、アルコちゃんがおいらの女になってくれたらなー」
女という言葉にイラッとする私。
「女いないの仲間内でおいらだけだもんなー」

その時だった。
体の大きなパンチパーマのおっさんが駅から近付いてきた。
ぶっとい金のネックレス、刺青の入った腕、見るからにヤクザ。もしくはヤクザ崩れ。
おっさんは酔っ払っているようで、私とナス男を交互に睨むと、こう怒鳴った。

「おい、おまえら誰に断って座ってんだよ!どかんかい!俺の席だろうが!」

私がナス男をちらっと見ると、ナス男は目を合わせないように下を向いていた。しかも、小声で「謝って、謝って」と私に言ってきた。
頭にきて無言で立ち上がると、なぜかナス男も立ち上がった。おっさんは更に絡んでくる。
「くそガキ!誰に断って座ってんのか聞いてんだろうが!」
おっさんに怒鳴られたナス男は、真っ青な顔をしながら答えた。私を盾にしながら

yakuza

「こいつが座ろうって言ったんですっ!こいつが座ろうって!」

私はナス男の腰抜けっぷりに唖然とした。
「おいらはヤクザなんて怖くねえ」だの「実際ヤクザは優しいよん」だの、いつも言ってなかったっけ?

私は、大きな野太い声で、ナス男に怒鳴った。
「ふざけんな!金玉ついてんのかよ!」

ちょうどその時、生活に疲れた感じのおばさんが駆け寄ってきておっさんの腕をつかんだ。奥さんだろうか?
「何やってんのよ、もう!やめて!お願いだからやめてちょうだい!お嬢さんごめんなさいね、無視して行ってちょうだい!まったくもう!」
ナス男は凄い速さで逃げていった。


翌日、ナス男から電話で「昨日は大丈夫だった?いやー、あれは作戦だったんだよ」だの何だの言い訳をされた。
私は電話を切るとすぐに着信拒否。それ以降、ナス男とは一切関わっていない。
あんな腰抜け、友達にもなりたくない。

もう十年以上前のことだが、こんな電話がかかってきた。

「もしもし、こちら〇〇ドリームと申しますが、入金が確認できなかったので電話さしあげました。入会費と番組の利用料金が未納になっておりますが、いつお支払いできますか?」

静かで義務的な口調の男性からだった。

x月x日x時x分から2分間と、x分からx分x秒間、ご利用なさってますよね?こちらはお客様のご利用履歴からお電話させていただいているので、間違いはありません。コンピューターで管理しておりますので。現在、入会金四万円と番組料金二万円に延滞料金八万円が発生しておりますが、いつご入金いただけますでしょうか?」

私が「番組ってなんですか?」と聞くと、男性は言った。
「お客様がご利用になったアダルトダイヤルです」

全く身に覚えが無いと言っても、「こちらには
ご利用履歴が残っています。本日午後三時までに入金してください。それではお待ちしておりますので」と言う。そして、一方的に電話を切られた。
三時にまた同じ番号から電話がかかってきたが、私は無視した。


翌日の昼にまた電話がかかってきたので無視していると、夕方に別の番号から着信があった。職業柄、知らない番号でも出なければならないので出てみると、またあの男性だった。
「入金がまだ確認できないのですが、どうなさいましたか?もしお支払いいただけないのなら、
法的処置を取りますよ」

おかしな話である。法的処置を取られたら困るのは、どう考えても架空請求をしているそっちだぜ。



それから毎日、別の男が様々な番号から電話をかけてくるようになった。
「おい!おめぇよぉ!いつ金払うんだよ!しらばっくれてんじゃねーぞ!なめてんのかこら!」
笑ってしまうほど威勢のいい巻き舌だった。うわずった甲高い声を低くして、無理矢理ドスをきかせている感じがした。
こいつは暴言を連発し、ペラペラペラペラ怒鳴り続け、こちらに喋る隙を与えない。ただ喚き散らしているだけで何がしたいのかサッパリわからない。

「かわいそうになぁ、こんな番組使わなきゃならないなんて彼氏もいないブスなんだろ!聞きながらオ〇ニーしてたのか?二回も聞いちゃうほどムラムラしやがって!さみしい女だな。生きてても楽しいこと無いんだろ。死ねよ。死んじゃえよ。ブスで豚じゃ誰も相手してくれねーもんな!気持ち悪い女だな!ブヒブヒ鳴きながらオ〇ニーしてたんだろ?おまえの親もかわいそうになぁ、こんなクズみたいな娘持って。親子でブヒブヒ鳴け!
よっぽどさみしいんだな!かわいそうだよ、おまえは本当に。かわいそうな豚だよ!おい、豚!ぶひぶひ鳴けよ!死んじゃえよ。死んだほうがいいよ。聞いてんのか?死ね!早く金払わないとまわすぞ!溜まってんだろ?嬉しいだろ?おまえみたいなブスじゃ立たないけどな。ぶくぶく太りやがって。誰からも相手にされないかわいそうな豚!

わたくしは恐怖を感じるどころか、
『かわいそうな豚』というフレーズがツボに入ってしまい、笑いをこらえるのが大変だった。
脳内に『かわいそうな豚』という絵本が浮かんできて、ストーリーの妄想が止まらない。

無題

だいたい、豚と言われても、身長160cm体重42kg(当時)の私には打撃ゼロ
しかも、相手は私の名前も住所も知らないようで、私がきちんとした話をしようとすると、マシンガンのように暴言を吐いて誤魔化すのだった。
怒鳴るしかない脳の無さ、実に滑稽である。

何度か電話に出て暇潰しをしたが、男はボキャブラリーが少なくて同じセリフしか言えない。私はすぐに飽きてしまった。
そこで、私は父に電話をパスし、そいつを数駅先の喫茶店に呼び出した
だが、「仲間連れてどこにでも取り立てに行くぞ!」と凄んでいたわりには誰も来なかったし、それ以来電話もかかってこなかった。

なんだったんだ?



ちなみに、スペイン語で『詐欺』は el timo です。
そして、振り込め詐欺は el timo de transferencia bancaria です。
 
今でも巷には、次から次へと様々な手法の詐欺が登場していますし、詐欺に気を付けろ!と散々言われているのに、まだ引っ掛かってしまう人が大勢います。
相談サイトを見ると、まだ「無視しても平気でしょうか?」とか「恥ずかしながら怖いので払ってしまいました」とか「しつこいので払ってしまったら、また請求が来ました」という内容がうじゃうじゃ。
払わなくていいに決まってるだろ…ったく…ほいほい払って奴等を肥えさせるなよ。

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1.餃子の皮で作ったアラブ料理のサンブーサ
2.椎茸のマヨチーズ
3.スペイン料理の具だくさんアヒージョ
4.インドネシア料理のナシゴレン
5.フィリピン料理のアドボ
6.ハム巻きカイワレ
7.シンガポール料理のサンバルブラチャン
8.マッシュルームのアヒージョ
9.茗荷とオクラと豚肉のバルサミコ炒め
10.メキシコ料理のチリコンカン
11.イタリア料理のアクアパッツァ
12.新鮮野菜サラダ



上記の画像は確かに私が作った料理だ。だが、私は昔、料理が嫌いだった。
包丁なんか凶器だし(刺されそうになったことあり)、火を使うのは危ないし(実際に服の袖に引火したことあり)、下準備だの洗い物だの一連の作業が面倒臭い。
特に、誰かのために作るのは大っっ嫌いだった。「まだ?」と待たれるのも、手元を見られてあれこれ言われるのも、味にイチャモン付けられるのも、発狂したくなるほどイライラする。
小銭払って生涯ジャンクフードでも食ってろバカ舌!

一時期は、仕事で厨房に入って楽しくやれるようになった。だが、それは仕事だったからできたこと。職場以外では気が乗らぬまま。
お腹が減った時、見かねた弟がガーリックライスを作ってくれる始末。


そんな私が、ほぼ毎日料理をするようになったのには理由がある。それは、食べたいものが売っていない売っているものは味が濃い、ということに気付いたからだった。
そして「こりゃ自分で作るしかないな」ということで、和食やらフィリピン料理やらスペイン料理やらペルー料理やらを、せっせと作るようになったのだ。

ただし、自分で興味のあるものしか作らないので、簡単な定番料理は作れない。
「なぜメキシコ料理は作れるのに玉子焼きは作れないんだ?」と聞かれるが、そういうことである。
これはギターでもそうだ。「なぜクラプトンの曲が弾けるのにドレミファソラシドが弾けないんだ?」と、よく聞かれるが、弾きたい曲から弾き始めたからだ。


実験のように料理を作りまくり、今では弟から『肉じゃがナンバーワン』の称号をいただくほど、料理の腕が上達した。
私の料理の腕前は、他人にとやかく言われるようなものではないのだ。
言いたい奴はただの格好付け野郎。通ぶりたいだけ。だから余計にムカつくのだが。
そういう奴は、外食しても文句ばっかり言っている。「これなら俺にも作れる」だとか、「これは本物じゃない」だとか。


以前、弟に車を出してもらい、当時の彼氏を連れて某レストランに行ったことがある。そこで、弟オススメの料理を食べたのだが…
「なんだ、マヨネーズで味を誤魔化してる」「このイカは冷凍だね」「これだったら簡単に作れる」「これにこの値段はダメ」「こんなの好きなの?」

死ね。
もう、死ね。こういう奴、本当無理。人間的に無理。
そいつは私の手料理にもゴチャゴチャ言ってきて、だったらおまえが作れということで作らせたら、それがカロリーメイトサイズのしょっぱくてコゲたダシ巻き玉子で、もう本当に死ねと思ったもんだ。
携帯折って窓から投げて傘で殴って、こっ酷くフッてやったから、まあスッキリしたけれど。


でも、やっぱり誰よりも死んでほしいのは、あのクソ男だ。
私が包丁を使っている時に、後ろから「わっ!」と大きな声を出して驚かせて、危ないからやめてと言ってもしつこく何度もやってきたクソ男。
逆ギレして包丁奪って「刺せよ」って、バカだろおまえ。だったら包丁奪うなよ。 

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